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ドレイクと王蛇が北千住で出会った

罠 / THEATER1010

ローベル・トマ作、1960年に初演が上演された非常に歴史ある作品です。自分が見るにしては珍しい、正にストレートなお芝居でした。
あらすじを簡単に言うと「新婚旅行先でケンカになってしまい妻が出て行ってしまった。帰ってきたと思ったら、その妻は赤の他人だった。状況証拠はその女が妻であることを物語っている。でも間違いなく誰かが嘘を吐いている。嘘を吐いているのは誰か?」…概ね当っているはずです。
誰に感情移入するかで観終わった後の印象がガラリと変わる話です。多分これが一番の罠だと思います。自分、見事に引っかかって

ガ━(゚Д゚;)━ンゴ━Σ(゚Д゚;)━ンギ━Σ(゚Д゚||;)━ン!!!

こんな気分になりました。
見ている最中は追い詰められるダニエル(演:加藤和樹)に胃が痛んだのもですが、終わってみるとヘナヘナと力が…“嘘で固めた話”で自分が見たものだと「えっと、おいらは誰だっけ」もありましたが(これも翻訳物)、ベクトルがコメディとサスペンスでは全然違うので、見ていてストレスが溜まる溜まる。ですが、たまにはこういった緊張感のある芝居も良いものです。

ダニエル役の加藤和樹氏はどうしてもテニミュやドレイク@風間大介の印象が強いのですが、今回のひたすらオロオロしている姿は何だか新鮮でした。ちなみに役として一番好きなのはカンタン警部(演:大口兼悟)、最後「この人主役だろ」思いました。
最初、あんまり情報を入れないで行ったのですが萩野崇氏が出てたんだった…!王蛇も35歳になりました。でも見てて思い出したのはシャンゼリオンだったです。暁、大人になって………ダメだ。思い出がごっちゃになる。

白石さんはキレイだなぁ~

by inutogeboku | 2009-02-21 21:23 | 感想