人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ENDマークの大切さを知る話。

作者をせかす六人の主人公たち / 東京芸術劇場 中ホール

久し振りのミュージカルでございました。
話の筋はタイトル通り、かつて「作者」が途中で書くのをやめてしまった物語の主人公達が「話の先を書いてくれ!」とせかしにやって来た…そんな感じです。
この作者(演:山寺宏一)の話を最後まで書かない理由ってのが、本っ当ーーーに小さいんですが、不思議と「あー、分かるよ。その気持ち」思えるんですよね。書き上げて酷評されるなら、未完の大作のままでいいジャマイカ…

この作者の書いた話の中に「バンデス四世」というのがあるのですが、主人公であるバンデスは吉岡毅志(以下ガイア)とウド鈴木のダブルキャストで、自分が見たのはウドverでございました。ガイアの演じるバンデスは見ていませんが、バンデスはウドちゃんの方が合っている気がします。確かにウドちゃんは役者としては拙いのですが、バンデスの人生を演じるなら、ガイアのようなイケメンよりウドちゃんの方が際立つのではないかと思います。なんかこう、ドン・キホーテ的な…

ちなみにミュージカルである以上、歌は必須な訳で。
個人的に一番上手いと思ったのはサンデー役の林愛夏ちゃん。愛夏ちゃん可愛かったですよ~サンデー本人は周りにいたらイヤですけど。あとライス(演:飯尾和樹)が、いちいち面白かった。トングを使った一発ギャグはヒットでした。誰が何と言おうと面白かった。

自分の席は最前列の上手側。スピーカーの真横で耳が辛かったのですが、目の前で高木さんを見れたので問題まるで無しです。高木さんにももっと歌って欲しかったな~


13日限定だったのですが、MaLさんが出演されてました。この方はビートボクサーらしいのですが、この人すげぇ。超すげぇ。Human Beat Box
…なるほどなぁ、ですよ本当に。そんじょそこらのボイパとは格が違いました。
世界は広かったとです。

by inutogeboku | 2009-02-14 18:51 | 感想