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冬でもキリギリスであれ

その鉄塔に男たちはいるという / 青山円形劇場



前にも書いた気がするけど、あらすじをば


とある戦争中、慰問のために日本より駆り出された芸人5人組「コミックメン」。
しかし戦争に加担するようなネタを嫌って、座長を残し駐屯地から逃げ出してしまう。
身を隠すべく、森の中の鉄塔に住み着いた4人。
あと一週間乗り切れば戦争は終わり、日本に帰ることが出来る…というところに、
鉄塔の男たちの噂を聞き、脱走兵がやってきた。
5人での奇妙な共同生活が始まるが…

―以上、パンフレットより―



ちょっと気になったのは時代考証はいつぐらいなんだろうと。
戦争中という背景とコミックメン自体それとなく昭和の香りがするんですが、何と言うか彼らのやり取りは現代でも十分ありえるものだったので、時代背景が曖昧だったなぁと。

登場する人物は5人、切羽詰ったときの団体内における行動・考えの違いが面白かったです。
自分が一番共感したのは笹倉(演:上原健太)自分が同じ状況に置かれたら絶対に彼のようには出来ないでしょうけど、誰か一人は彼のような考えを持った人がいてくれたらと思います。必要ですって絶対。
自分に近いかもと思ったのは吉村(演:土屋裕一)怖いもんは怖いし、淋しいもんは淋しいし。若干へたれたトコロも…ま、ヘタレと言っても自分にくらべたら何倍もマシだけど。

ノリや演出はリバヒスの方が好みですけど、人に見とけ!と進めるのは鉄塔かと。小須田さんが素晴らしいですホント。
個人的にああいう終わり方に弱い。話の流れもそうだけど…DVDで1人で見たら多分泣く。



パンフの土屋氏デラ男前。
つか作中見せた土屋氏のオタク像がステレオタイプすぎて吹いた。

by inutogeboku | 2008-04-26 21:25 | 感想